追悼 菊池 修先生

追悼 菊池 修先生

謹んで、元自然薬研究会理事菊池修先生を悼む。

●先生は若くして自然薬研究会のリーダーであった。田村統司先生、本田ヤス先生、坂谷寿彦先生、竹石佐忠治先生、宮下和保先生、紺谷春日先生、石井明先生など錚々たる先達の中で、ひと際活発で堂々としていた。

●東京市ヶ谷のグランドヒル市ヶ谷で開かれる東日本大会にはいつも司会をして下さった。昭和57年5月、私は初めて大会に参加した。端正で歯切れの良い彼の議事進行に、本物のアナウンサーだと思った。創業者の横手一二会長が、にこやかに出席者一人一人と柔らかい手で握手を交わして回る時も、いさい構わず自然薬に関する論旨を吐いた。薬剤師にあるまじき「荒わざ」を発揮する人だと思った。新潟にも講演に来て頂いた。明るく愉快な人であった。自然薬研究会の発展に尽力された。

●中野広近先生、近藤繁子先生、寺田穎子先生、武富直幸先生他多くの偉大なリーダーを自然薬研究会は生み出した。菊池先生もその1人であった。

●ポストコロナのこれから、時代は変わり、医療制度は変わる。タケダ製薬、大正製薬などが、大衆薬OTCから離れ化学的医薬品に集中しだした。多剤療法が極に達しようとしている。また、コロナ禍の中国の、これが効くと胸を張る漢方薬は、とても高価である。コロナ治療が目的か、私など良く分からない沢山の生薬が詰まっている。このように病気や健康に負担のかかる生活習慣を改善しなければならないのである。

●百万人の健康運動の時代が始まるのである。単純にして明快な自然治癒力よる健康が求められているのである。ピンピン長寿の自然薬こそ世の中に不可欠である。

●坂本龍馬は明治維新のリーダーの下で「縁の下の力持ち」として活躍した。良き時代の始まりを信じていた。菊池修先生も同じである。豊かな才能で、私たちの前を走り抜けたのである。羨ましい人生であった。

2020.10.30.新潟自然薬研究会員 宮 正伻